木曽には木曽にしかない独自の漬物があります。「すんき」といいますが、最近だんだん注目が集まってきて、いろいろなところで紹介されるようになって来ました(1/13のNHKでも紹介されました)。赤カブの葉を塩を使わずに天然の乳酸菌のみで漬ける、独自の酸味のある漬物です。木曽の人はすんきがなければ冬を過ごせないと言うほど、昔から親しんでいる漬物です。
このように発酵食品文化が根付いていることもあり、昨年の12月4・5日の2日間木曽町で全国発酵食品サミットが開催されました。すんきの品評会やいろいろな発酵食品の試食会もありました。
東京農大名誉教授の小泉武夫先生の公演もありました。
発酵食品がどれだけ体にいいか、そして、
日本にはすばらしい発酵文化・糀があることが宝だとおっしゃっていました。
甘酒は点滴と同じほどの栄養成分を持っていること、味噌を食べ続けたマウスは、そうでないマウスと比べてガンになる確率が2分の1だということも話していただきました。
2日目には醸造元見学ツアーが組まれ、当店にも大勢の参加者に来ていただきました。
当店の糀室を見てもらいながら、糀造りの工程等を説明するとともに、ここの糀室がいい菌をもち続けていて、その環境がいい糀を育てていること等を話させていただきまいた。
今の時期しか造らない「豆糀」も見ていただくことが出来ました。
皆様もぜひ当店の糀室をご覧にいらしてください。ご案内させていただきます。
唐沢裕之