小池糀店が創業したのは、明治12年です。小池は下っ端の侍だったそうで、つまり明治になって失業したから糀屋を始めたわけですね。
最初は糀を売る方が多かったでしょうが、だんだんと味噌が売れるようになりました。
15年くらい前までは、米と交換で味噌や糀を売っていました。
昔に比べれば、食事のたびに味噌汁を飲む人は少なくなりましたが、糀の研究も進んでいます。
食品はもちろん、有機酸や抗生物質を培養するなど、化学分野で応用されています。
健康番組で紹介されたのをきっかけに、甘酒と糀そのものにも関心が集まっています。
日本オリジナルの糀発酵文化は、これからも様々な分野で、人の暮らしと健康をささえていくことでしょう。
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